なぜ、壁の色をこの色にしたのか。

8月のお盆休みを利用し、店玄関の改装を致しました。


今まで靴を脱いでいただく場所が狭かったため、団体で来ていただいた時、玄関から靴が溢れてしまったり、わざわざ靴を脱ぐほどでもない方は、玄関に座ってもらたりしましたが、少し低くて座りにくかったりと、この10年ほどこのような形で営業しておりました。

そこで、今年10月で当店オープン15周年を迎える事も後押しし、いっその事玄関をリニューアルし、今までの問題点を解決しようということになり改装に至ったわけです。

と言いましても、施工をするのは私宮川徳三郎自身です。元船大工であった経験を活かし施工いたしました。

 

今回は、壁の色についてお話しします。


折角色を塗り替えるのであれば、家族で色々話し合って決めたいと思い、この色に決定するまで数件のホームセンターをハシゴしたり、カラー見本を見たりしてああでもないこうでもないって話し合いました。結果、アンティーク着物にも映えるブルーグリーンに決定したのです。比較的水色に近い色合いで、光の加減では浅葱色にも見えます。まさに、新撰組の羽織にも使われている色でもあります。忠臣蔵の四十七士も切腹の際に浅葱色の裃を着たと言われています。 いつでも死に向かう覚悟で戦いに挑むという気概を見せるための色ということです。 つまり、宮川徳三郎商店もこの仕事に覚悟を決めて立ち向かうという決心をこの色に込めたのです。